整形外科では転倒転落に注意する

どこの病棟でも転倒転落を予防するということは看護の基本であり、注意するべきところなのですが、整形外科は特にそれが重要とされます。なぜならいくつかの理由があるからです。まず一つの理由に、若い人でも転倒転落を起こす可能性があるということです。整形外科では、スポーツ外傷や交通事故で20代の入院患者もいます。
外傷の程度にもよりますが、手術をしたり、ギプスを巻いたりしていていつもとは違う状況であることも少なくありません。そのために、いつもなら自分ですべてできることが、病院では行動を制限されることもあるのです。特に病室の中はベットや床頭台、テレビなどがあり狭い場所もありますね。そこで引っかかって転倒、またトイレや廊下で自分では気づかなくても床が濡れていて滑って転倒するということもあるのです。
20代で理解力があるし、体力や判断力があるからといって、転倒転落が予防できないこともあるので、整形外科では特に注意が必要なのです。また老人も多く入院しています。特に認知症がある人は、自分の状況を理解することが出来ず、手術後であるのに、ベットから降りようとしたり、また荷重をかけることが出来ないのに、かけて力が入らずに結果的に転倒をするということもあります。すべては予防対策をとるのですが、予想外のこともあるために整形外科では注意が必要とされるのです。
特に手術後は転倒によって再手術することもあるので、注意が必要です。
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