整形外科は何を診る科ですか

整形外科とは、簡単に言うと、骨を専門に扱う診療科です。骨折、脱臼、ヘルニア、人工関節など、手術を要するものがたくさんあります。骨が専門ですので、内蔵器官を扱うことはほとんどないです。なお、傷口の縫合や消毒、できものの摘出といった外科的なことはおこないます。
骨が専門ですが、骨といっても定義は広く、さらに詳細にわけられます。例えば腕の関節や股関節が専門というものがあります。これはスポーツ医学に属しており、関節を使うことで痛みを伴いますので、痛みを和らげたり関節の動きをスムーズにしたりします。リウマチ関係では、リウマチによって足や指の関節がもろくなり、人工関節を代用として使えるようにします。
いわゆるリウマチ専門の整形外科医です。スポーツ界では、骨に異常がおこったりするなどいろいろな問題点が挙がっていることからスポーツドクターがいますが、スポーツドクターの多くは整形外科医です。やはり骨折など骨にかかわることが多いからです。逆の見方をすると整形外科医の多くはなんらかのスポーツを特技にしています。
以前は、整形外科医というと、男性医師というイメージが強く、100人に1、2人という割合で女医さんでしたが、最近では2割近くが女医さんになっているのが大きな特徴です。厚生労働省は、この分野においてこれからも女性の医者がたくさん育つと予想しています。男性でも女性でも大切なことは、患者さんの気持ちがよくわかることです。女性は女性ならではの視点というのは大切です。
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